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ごきげんな日々。

〜と、そうでもない日々の記録。

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2010.06.01 荼毘に付す

そんなわけで。
14:00になっていました。
弟は仕事に戻りました。
骨になるまで、約2時間。16時頃までかかると言われました。
「出かけられますか?」と訊かれましたが、断りました。
荼毘に付している間、母と待つことにしました。
美、ひとりぽっち、嫌いだものね。

ぼんやり待っている間に、納骨堂を見ました。
犬・猫・うさぎ・フェレット・・・
長生きの子も多くいました。22年とか。
美よりも若い子もいました。若い子では数ヶ月とか。
それぞれがそれぞれにかわいがられていたんだなあと思いました。
私達がぼんやりしている間、数名の方がお参りにきていました。

16時過ぎ
準備できました、と言われ、お骨上げをしました。
焼いたものそのまま、ではなく、葬儀屋さんががきれいに並べなおして
くれたようでした。
お見事!という感じで、きれいに骨が残っていました。
ちっちゃな恐竜っぽい。

↑まさにこんな感じ。(イメージ)

ショックを受けて倒れるかもと思いましたが、割と覚悟して望んだので、
「あー、本当に骨になっちゃったなー」
・・・と、まんまな感想を持ちました。ホネホネロック。

骨壷、大きいものと小さいものとどっちにしますか?と言われました。
小さいもので十分入りそうなので、小さい方を選択。
(大きなものはちょっと高いらしい。商売だね。)

骨壷が決まると、骨の説明を受けました。
これが頭蓋骨、ここが背骨・・・第二頸骨(通称『舎利』)がこれ、など。
足の元気な骨を2本、母とはし渡しして骨壷に入れ、あとは適宜骨壷に
納めていきました。

分骨すべきかどうか、最後まで迷いましたが、母が欲しいと言ったので、
尻尾の骨先端3つと、前足を少し取り分けました。
ある程度、骨を全部入れ終えたら、最後に、頭蓋骨と舎利をそっと手で入れ、
蓋をしました。
(人間の場合、舎利は分骨して、別の箱に入れたりするそうですね。)
自分の手で骨を拾えてよかった。

ちっちゃく、軽くなった美の骨壷を抱え、受付へ。会計を済ませました。
預けた写真はこのときに返してもらいました。

骨壷カバーも葬儀料金に含まれていました。
+α料金で、いわゆる仏式の、白に金色の模様が付いたものに変更ができると
言われました。

↑こういうの。

・・・はっきり言ってダサい。
美の感じでは無かったのでラッピング(無料)してもらうようにお願いしました。

↑こうなった。
かわいかろう。絶対こっちの方がいいって。
無料の方がかわいいってどういうことだ。

いやな言い方ですが葬儀も商売。
遺骨入れのキーホルダーもペンダント、ブレスレット、メモリアルリングなど、
家族が望みそうな物が紹介されたり置いてあったりしました。
まあでも、これは仕方のないことかなと思います。

要らないもの、無駄なことは強い意志を持ち断ること、葬儀中は離れないこと。
後になって火葬代とか骨壺が別料金とか言われないようにする為にもお金の話は
最初にきっちりしておくこと。
これをきちんとすれば、大抵のトラブルは回避できるんじゃないかと思います。

これは人間の場合にも思うことですが、お金をかけて葬儀を行う事はないなあと
思いました。つくづく。
戒名も、お経も要らないなあ。
だってさあ、戒名1つつけるのにウン10万円かかるんでしょう?
うわぁ、だったら生前おいしいもの食べるのに使うわー。
いいよ、生まれた時につけてもらった名前であの世に行くよ。
突然どこの誰か知らないようなお坊さんに、あなたのお名前はこれから
「うんたらかんたら居士」です。とか言われても。
しかも、その名前、気に入らなかったらどうするのさ。
戒名がないと天国いけないとか、そんなわきゃない。
あと、音楽葬とか、変に凝るのもまっぴらゴメンだ~。
身近な人で、心をこめて「ありがとう」と言って送ってあげる事が大事だと
思いましたし、自分がそうなった時もそうしてもらいたいと思いました。
2~3日置いて、生き返らないなあ。と確認していただいて、ぱっと火葬。
骨は犬と一緒にしてOK。省スペース化。骨壷2個も3個もあったら邪魔だし。
お墓建てても、その後の管理が大変だろうし、適当に処分してください。
(はからずも遺言)

ラッピングをしてもらっている間、担当の方と、うちの子についての思い出話を
しました。
「キャバリアの子の中でも、美人さんですよねー」
「どんな子だったんですか?」
「この子がやって来たいきさつは・・・?」
「この写真はいつの、どんなときのものですか?」
など。
ペットロス対応の葬儀屋さんだけあって、いい思い出を思い出すよう、
いろいろと配慮があったのかもしれません。
ラッピングしてもらっている間、他愛ない犬話をして過ごしました。

ラッピングされた美の骨壷を抱え、帰途へ。

帰りの車は、恐ろしいほどに青信号でした。
まるで美が、
「さ、帰るか!めい、ご用事済んだ!おうち帰って寝るー!」
って言ってるみたいでした。

(お散歩の時も、自分の気が済むと、こちらをちらちら見て、帰っても
いいよビーム(なぜか上から目線)を出していたなぁ)
うん。おうち帰ろうね。

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