ごきげんな日々。
〜と、そうでもない日々の記録。
Tell Me, Sister
- 2009/07/10 (Fri)
- 音楽 |
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↑こんな衣装でステージに立ってます。
本番、余裕があれば着た写真を撮りますが(たぶんない)。
毎年演奏会で着ている白ブラウスは、なっちゃんの高校の演奏会衣装だった
ブラウス。
うちの母や師匠にも「なっちゃんのブラウス」って呼ばれているブラウス。
市民バンドに入団して初めての演奏会を迎える、っていう時に、
衣装買わないといけないんだよ~、って話をしていたら、
「もう着ないからあげるよ~」と、なっちゃんから譲り受けたもの。
(そういえば、今まで着ていた演奏会用スカートも、なっちゃんと
買いに行ったんだよなー。)
打楽器を担当していた同級生のなっちゃんは、高校は別々だったけど、
選抜バンドや4校合同コンサートのときの行動パターンが大概一緒で
(打楽器とコントラバスは管楽器の人たちと別行動なことが多いのです)
あっという間に意気投合。
家も近所だったので、何かといえばポケベルで連絡を取り合って。
授業めんどいとか、部活忙しくて休みがないとか、お互いの部活の
運営上の悩みとか、他愛のない話からまじめな話まで。
めったに人にはしない恋愛相談も、なっちゃんにだけは、こっそりしてた。
私がこの世の終わりかというような絶望におちいったときも、ずっと
そばにいてくれた。
学校ではマリンバを専攻していて、オシャレに敏感で、プリクラとか
写真が大好きで、筆まめで、肌は真っ白なのに意外と腹黒く(笑)、
全体の流れを俯瞰して見ることの出来る子。
毒は吐くけど、かわいらしくて、ふわふわしてて。
甘めのファッションがよく似合って。
なっちゃんみたいになりたいなあ、って、憧れてた。
高校を卒業してからもしょっちゅう会っていたけれど、なっちゃんの
家の都合で引っ越すことになって、その後、連絡もなかなか取りづらくなって、
『なっちゃん、元気にしてるかなー』
なんて思いつつも、
『きっと忙しくしてるだろーなー、ピアノ習いはじめたって言ってたしなー。』
と、そのまま連絡を取らず過ごしてて。
なっちゃんが亡くなったという連絡を受けたのは、夏の終わりの
かなり暑い日。
突然すぎて、何かの間違いなんじゃないかと思って、umeちゃんの
職場に電話したら、既になっちゃんの家に向かったと聞いて、
そこで初めて、ああ、現実なんだ、と思った。
私にとっては突然の出来事だったけど、なっちゃんの中では突然では
なかったのかもしれない。
自分のことだけでいっぱいいっぱいで、連絡を取ろう、取らなくちゃなー、と
思いながらも、日々の忙しさにかまけて連絡を怠った自分を責めた。
なっちゃんが今、ここにいたら、どうなってたかなあ。
なんだかんだとなっちゃんも独身で、
「うちら、このままだとやばいよねー」
「老後はumeちゃんと3人でマンション買って一緒に暮らそうよ」
「おお、それいーねー」
とかわけのわからんことを言いながら、
「でも、とりあえず頑張らんとねー」
って無理やりまとめてそうな気がぷんぷんする。
もしくは、なっちゃんは早々に結婚をして、いつまでもだらだらと
惰性で過ごす私に対して、
「そんなことじゃだめ!めいちゃん後ろ向き過ぎ!」
「もっとかわいい格好をしなきゃだめ!」
「私の服あげるから、これ着なさい!」
とか、愛の鞭を振るってくれていたりしたかも。
いいよ。なっちゃんになら叱られても。
素直に反省するよ。
お店で洋服を選んでるときは、なっちゃんの
「まーたそんな地味な服〜〜!もっとかわいいの着なきゃだめ!」
って声が未だに聞こえるよ(笑)。
うさ耳がついたおそろのパーカー、未だにとってあるよ。
今年もこのブラウスを着て、なっちゃんと一緒に舞台に乗ります。
いつも本番前、楽屋でブラウスを着るとき
「よろしく頼むね」
って、なっちゃんにお願いしてから着てるってことを、ふと、誰かに
話したくなったので。
【Tell Me, Sister】
↑
この曲聴くと、私はなっちゃんを思い出します。
“きっとずっと全てを知って 「何もない」と未来を見てた”んだろうなあ。
選抜バンドや4校合同コンサートのときの行動パターンが大概一緒で
(打楽器とコントラバスは管楽器の人たちと別行動なことが多いのです)
あっという間に意気投合。
家も近所だったので、何かといえばポケベルで連絡を取り合って。
授業めんどいとか、部活忙しくて休みがないとか、お互いの部活の
運営上の悩みとか、他愛のない話からまじめな話まで。
めったに人にはしない恋愛相談も、なっちゃんにだけは、こっそりしてた。
私がこの世の終わりかというような絶望におちいったときも、ずっと
そばにいてくれた。
学校ではマリンバを専攻していて、オシャレに敏感で、プリクラとか
写真が大好きで、筆まめで、肌は真っ白なのに意外と腹黒く(笑)、
全体の流れを俯瞰して見ることの出来る子。
毒は吐くけど、かわいらしくて、ふわふわしてて。
甘めのファッションがよく似合って。
なっちゃんみたいになりたいなあ、って、憧れてた。
高校を卒業してからもしょっちゅう会っていたけれど、なっちゃんの
家の都合で引っ越すことになって、その後、連絡もなかなか取りづらくなって、
『なっちゃん、元気にしてるかなー』
なんて思いつつも、
『きっと忙しくしてるだろーなー、ピアノ習いはじめたって言ってたしなー。』
と、そのまま連絡を取らず過ごしてて。
なっちゃんが亡くなったという連絡を受けたのは、夏の終わりの
かなり暑い日。
突然すぎて、何かの間違いなんじゃないかと思って、umeちゃんの
職場に電話したら、既になっちゃんの家に向かったと聞いて、
そこで初めて、ああ、現実なんだ、と思った。
私にとっては突然の出来事だったけど、なっちゃんの中では突然では
なかったのかもしれない。
自分のことだけでいっぱいいっぱいで、連絡を取ろう、取らなくちゃなー、と
思いながらも、日々の忙しさにかまけて連絡を怠った自分を責めた。
なっちゃんが今、ここにいたら、どうなってたかなあ。
なんだかんだとなっちゃんも独身で、
「うちら、このままだとやばいよねー」
「老後はumeちゃんと3人でマンション買って一緒に暮らそうよ」
「おお、それいーねー」
とかわけのわからんことを言いながら、
「でも、とりあえず頑張らんとねー」
って無理やりまとめてそうな気がぷんぷんする。
もしくは、なっちゃんは早々に結婚をして、いつまでもだらだらと
惰性で過ごす私に対して、
「そんなことじゃだめ!めいちゃん後ろ向き過ぎ!」
「もっとかわいい格好をしなきゃだめ!」
「私の服あげるから、これ着なさい!」
とか、愛の鞭を振るってくれていたりしたかも。
いいよ。なっちゃんになら叱られても。
素直に反省するよ。
お店で洋服を選んでるときは、なっちゃんの
「まーたそんな地味な服〜〜!もっとかわいいの着なきゃだめ!」
って声が未だに聞こえるよ(笑)。
うさ耳がついたおそろのパーカー、未だにとってあるよ。
今年もこのブラウスを着て、なっちゃんと一緒に舞台に乗ります。
いつも本番前、楽屋でブラウスを着るとき
「よろしく頼むね」
って、なっちゃんにお願いしてから着てるってことを、ふと、誰かに
話したくなったので。
【Tell Me, Sister】
↑
この曲聴くと、私はなっちゃんを思い出します。
“きっとずっと全てを知って 「何もない」と未来を見てた”んだろうなあ。
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くさかべ めい
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