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ごきげんな日々。

〜と、そうでもない日々の記録。

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2010.05.28-2

美が亡くなってから葬儀まで、私のした行動。
勝手ながら、漠然と、美は15年以上生きて老衰で亡くなるものだと
思っていました。
これまで下痢ひとつ(お下品失礼)したことがなく、元気がないことが
なかったので。
こんなにころっと命がなくなってしまうなんて考えもしませんでした。
私よりも先に亡くなることは分かっていたつもりでも、こんなに急に
その日が来るなんて、思いもしなかったのでどうすればいいのか・・・

病院から戻り、しばらく呆然としたまま美を抱きかかえていましたが、
今は5月も終わりです。
人間だって亡くなれば腐敗がはじまります。
湿気も暑さも厳禁です。
美が腐敗するのは、避けたい。
とにかく、私の家に美を運ぶことにしました。

死後硬直もじきにはじまるでしょう。
固まってカチカチになったとき、変な体勢のまま変えられなくなったり、
顔の表情が歪んでしまうのは嫌だったので、まずはいつも使っていた
ベッドに美を寝かせ、ブラッシングをし、お尻に綿をつめました。
目が開いていたので、閉じさせようとしたのですが、全然閉じません
でした。
まあ、目を開けて寝てるような時もあったし(笑)、そもそも美が私たちを
最後まで見ていたいから目を閉じないんじゃないかという話になり、
そのままにしました。

腐敗は内臓、脳など最後まで血液が有る所からはじまるそうです。
体を冷やすため、家にあったありったけの保冷剤をビニール袋にくるみ、
家中にあったハンカチ、スカーフに包んで、さわった感じ「ひんやり」な
状態で、美のおなかと首の部分にあてがいました。
本当は、ドライアイスで体を囲うのがいいのでしょうが、
ドライアイスをあてると凍傷のようにカチカチに固まってしまうし、
そもそも、普通に触れると火傷することもあるようなものを、この
小さな体に当てるだなんてとんでもない!と、ドライアイスの使用は
最終手段とし、ギリギリまで見送ることにしました。
さらに、部屋の冷房を23度に。日が当たらないように。
エコじゃないけどしょうがない。緊急事態です。
人間は、この間しまったばかりのフリースの上着を着込むことにしました。

その後は、保冷剤を数時間おきにとっかえひっかえ。
最初のうちこそ、ハンカチに切開した部分からでた血がついたり
しましたが、思っていたよりも汚れることはありませんでした。
ちょろっと出たねー、という感じ。
もっと体液が染み出るとか、悲惨な状況になると思っていただけに
拍子抜け。
死後硬直も、もっとカッチンカッチンになると思ってたんだけど、
最後までふわふわ。肉球まで今までと変わらずぷよぷよしてました。
そして相変わらずいいにおい。
今までとなんら変わらない感触。
こんな時までめいたんはお利口さんでした。

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