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ごきげんな日々。

〜と、そうでもない日々の記録。

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2010.05.30 ヤマハジャズフェスティバル

5.30 ヤマハジャズフェスティバル
4時頃?
美のおなかから若干の出血があるのを確認。
おなか切ってるので、仕方ないんですが。
保冷剤を取り替えてもいいけど、いよいよドライアイスの出番かも。
昨日買ってもらってあったドライアイスを開けてみました。
買ったときは、大きな塊だったようですが、気化したようで、だいぶ小さく
なっていました。
金鎚で小さく砕き、ビニール袋に入れて、スカーフに包んで、切開した部分だけに
当たるように両足で包み込むように置きました。
ビニール袋に入れたり、素手でドライアイスを触っていたら、やけどのような
痛みがありました。
布に包んで、よかった。
ちょっと冷たいけど、我慢ね。
布越しなのに、傷口に5分くらいあてただけで、だいぶその部分が硬くなりました。
かわいそうだった。
ドライアイスをあてるのは傷口だけ、ドライアイスが無くなったら、保冷剤に
切り替えようと思いました。

朝、7時頃?
葬儀屋さんに電話をしました。
結局、金曜日に相談したところに決めました。
葬儀プラン、かかるお金、用意するものを確認。

今回ご葬儀される方はと聞かれたので、美の事を説明し始めると、
「先日のお電話の方ですね?」
と言われました。
とたんに、張り詰めた糸が切れたみたいに涙が止まりませんでした。
私がしっかりしなきゃ美を送れない、と、知らない間に自分を追い詰めて
いたのかもしれません。
また、ここで正式に依頼してしまうことで、本当に火葬してしまう決断を
してしまったという事実が、とても辛かった。
本当に死んじゃったんだ。

まだ、葬儀までに日数があるため、腐敗を防ぐためにしていることに
間違いは無いか、何をしておくのがいいのかなど、いろいろと確認をしました。

その後、仕事に行くために仕度。
今日はジャズフェスティバル。一大イベントです。
泣いてる場合じゃありません。
弟がアクトまで送ってくれることになりました。
車に乗って出発・・・となったとき、なんか違和感。

・・・左前輪がパンクしていました。なんでこんな時に。

今思うと、美が「行っちゃヤダ」と精一杯の抵抗をしたのかもしれません。

・・・・・。

ごめん、美。

車を乗り換え、アクトに向かいました。



9:00。アクト大ホール主催者事務室に集合。

今日も気を抜けない、当日券販売。
お金を預かる仕事なので、間違いは許されません。
チケットに間違いがないかを確認するだけですごい時間がかかり
(私の判断能力が落ちていることもさることながら、今年はチケットが
今まで見たこともないくらい大量に余っ・・・ゲフンゲフン)、
気が付けば当日券販売時刻に。
休む暇もなく当日券販売開始&当日学生指定席券引き換え開始。

ちょうどお客様もひと段落したところで、ケンちゃん夫妻がクローク前を
通りかかったのに遭遇。
私が疲れきった顔をしていた(受付としては失格)のを心配したエリカさんが
「大丈夫?顔青いよ?」と気遣ってくれたのを引き金にポロリと涙が。
ケンちゃん夫妻と、お花見した時のことを思い出してしまって。

ギリギリのところでなんとかやっていた感じでした。

(余談)
ケンちゃん夫妻と私が話していたのを見ていたとある人に、
「さっきの方は、ご両親?」
と訊かれました。
私の所属する市民バンドの仲間です、と言っておいたけど、私の両親て・・・。
ケンちゃん10歳の時の子ですよ。ワタクシ。
(余談終わり)

開演後、時間を見つけて皆さんには休憩に入っていただきました。
お客を待ちながらぼんやりしていたら、総務副部長に肩を揉んでもらいました。
(なんという恐れ多い!)
でも、気持ちよかった。副部長、肩揉み、めちゃくちゃお上手デスね。

3部のマイクスターンが開演したところで、クロークを閉じ、少し休憩。
お昼を食べる元気もなかったので、ふらふらと舞台袖へ。
ぼんやり演奏を聴いていました。
終演後、袖にはけてくる出演者に拍手を送りながら、楽器を預かったり
お水を渡したりなどのケアを。

ここからもう一仕事。
出演者への面会客を楽屋までお連れする、新幹線で帰る出演者の送り出し。
佐藤先生が、帰りがけに声をかけてくださいました。
「落ち着いたら横浜で飲みましょうね」
とのこと。
最後まで気を遣わせてしまいました。
情けないやら申し訳ないやら。


仕事が終わり、18:30帰宅。
美は相変わらずやる気なく寝ています。
朝のドライアイスはすっかり無くなっていたので、保冷剤に切り替え。
出血は止まっていました。めいたん、えらいね。いいこね。

葬式で使用する写真を選びはじめました。
これもいいね、あれもいいね・・・。
選びきれません。
とりあえず30枚くらいを候補に選びました。

母と弟と、美をなでながら、楽しかった思い出をいっぱい手繰りました。
美が家に来てから楽しいことばかりでした。
家に来たばかりの時の写真を久しぶりに見返しましたが
(まだ美が家に来たばかりの頃は使い捨てカメラを使用してました。デジカメは
数ヵ月後に奮発して購入。)、最近の顔とだいぶ違うなあと思いました。
家に来たばかりの頃もむちゃくちゃかわいいと思っていたけど、
今の方がもっとかわいい。(←親バカ)
表情がより豊かになったように感じました。

『愛情をむちゃくちゃ食ったからだね』

という結論になりました。

愛情、おいしかったかい?
愛情、足りてたかい?

ご飯はかなりセーブしたけど(太ると心臓に負担がかかるからね)、
愛情は惜しみなく与えたつもりだよ。
全然足りなかったと、今は思ってしまうなあ。
その倍以上の『おねえやん、すきー♪』をもらったものね。
私の元気の源が、美だったんだよ。
どんなに辛いことがあっても、美がいたから、乗り越えられたのよ。

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